第17回ハロプロ楽曲大賞'18 投票楽曲
こんにちは。
ここ数年、めっきり文章を読むことも書くことも減ってしまい、知能の衰えを感じています。久々に何か書こうかな〜と思ってはてブにログインしてみました。
最後に投稿したのが2015年!まださゆが雲隠れしてる時!ヒイ〜ッ
最近の私は相変わらずさゆや野中を応援したりルパパトを見たりプリキュアを見たり特段変わったことはありません。趣味も好みのタイプも性癖も変わっていません。15年前(小学生)から変わってない気がする。怖エ〜ッ
それはそうとみなさん、「ハロプロ楽曲大賞2018」投票しました?
12/11(火)までですので、まだの方はお早めに。
私は毎年うんうん唸って結局適当に投票しちゃうので、今年は「グッときたフレーズ」にテーマを絞ってちゃんと考えて決めました。決めた理由をつらつら書こうと思います。
<楽曲部門>
1位「今夜だけ浮かれたかった」つばきファクトリー
浴衣を着なかったわけ まぶたを刺す髪の毛
どうしたら輝けるの? 泣きたいわ
どういう意味だと思いましたか?
私は「彼とは付き合ってるけど遊ぶときはいつも友達もいる。今日こそ一線を超えたいから脱ぎやすいように浴衣を着てこなかったけど、そんなの言い出せるわけない」かな〜と思ったんですよね初めは。初々しさと背徳感の共存がめちゃくちゃ良いじゃないですか。でも「他の女の子はみんな浴衣だから、逆に目立つため」「自由を奪われる浴衣の女の子たちを出し抜いて、買い出しとかでふたりっきりになるチャンスを生むため」など他の解釈もいろいろ出てきて白熱議論になりました。
このフレーズに限らず、かなり解釈に幅がある曲だと思います。そこが良い。こっち側に「どういう意味なの!?」と思わせたら向こうの勝ちでしょう。しかもこの解釈ごっこのおもしろいところは、メンバーの誰を主人公に据えるかで変わってくるところですよ。そんなのずるい!聞き込んじゃう!
もちろん歌詞だけじゃなく、焦燥感を駆り立てるかっこいいアレンジ、メンバーの成熟しきっていないまっすぐな歌声、キレッキレのダンス、どこをとってもめっちゃくちゃ大好きです!
あと作曲者の中島卓偉のコーラスREC映像がすごいよかったんですよね。コンヤダケー!コンヤダケー!卓偉めちゃくちゃかっこいです。(31:48からどうぞ!)ハーフディミニッシュってなんだよ。
2位「EIGAをみてよ」道重さゆみ
心を覗かれたい それでもかわいいって言えよ
SAYUMINGLANDOLL〜宿命〜から一曲。宿命公演は道重さんが自意識高めの男どもをバッサバッサ切ったあと「私は孤独…」としんみりするという、文章だけだとなかなか訳のわからん公演なんですが、実際見るとめっちゃくちゃ好みぶっ刺さりで大好きです。
「EIGAをみてよ」は大森靖子尊師が書き下ろしてくれた最高の楽曲です。大森さんがさゆに書く曲はこれに限らずどれも最高なのですが、私は特にこの曲が好き。
なんでかというとまあまあ強めの口調で「うざいんだな」「邪魔なんだな」という歌詞があるのです。さゆの表面的なかわいさしか見ていない男を、「この映画を見れば私のことわかるのよ、なのにただただ隣でポップコーン食べてるだけでバカじゃないの?」とめっちゃくちゃに扱き下ろすんです。そして「ちょっと怖いけど、私の心の中を覗いたうえで、それもかわいいって褒めなさいよ」というところに着地するわけです。
なんてワガママ!!なんて自意識!!そんなのその男が理解できるわけがない!!!
でも私はそんなさゆが大好きで、そんなさゆを求めていたのです。いいなあ、私もバカな男になってさゆに「うざい」って言われてみたいなあ。「それでもかわいいって言われたい」じゃなくて、「言えよ」なところが良いですよね。どう思ったかはおいといてとにかく褒めるのが正解なんだよっていう。大森さんにはただただ感謝しかありません。
おそらく宿命公演を見ただけではこの曲の細かい歌詞まで聞けないので、サントラまだ売ってますのでみなさん買って聞いてください。この曲だけで一つドラマできる。
3位「46億年LOVE」アンジュルム
夢に見てた自分じゃなくても 真っ当に暮らしていく 今時
発表時から赤羽橋ファンク×ダサかっこいいMVということで注目を集めていたこの曲。全員の個性的でかっこいい歌声がしっかり聞けて、最高ですね。今年のアンジュはこれで決まりなんじゃないでしょうか。
そして何よりこの深い歌詞。落ちサビの直前のむろたんの「もしも争いのない未来 誰かが耐えてたら意味ない」もかなりグッと来ましたが、個人的にはこの歌詞が刺さりました。
この曲を初めて聞いた時、ちょうど転職を考えていた時期でした。気がつけば20代後半に突入しているし、紆余曲折を経て結婚までしてしまったし、もちろん家族にも友達にも恵まれてひとつも不満はありません。でもふと立ち止まって、ああこんな風に私の人生は決まっていくんだな…と思ったとき、「夢に見てた自分じゃない」という現実。例えばそれは、小学生の時モーニング娘。になりたかった自分。
今は今で楽しくて、幸せで、たまにちょっと仕事でムカつくくらいがちょうど良い。モーニング娘。にはなれなかったけど、私はこうしてこれからも真っ当に暮らしていくんだなあ、と。
アンジュルムのメンバーは、私からみると明らかに「夢に見てた自分」だけど、本人たちはそうは思っていないかもしれない。それでも「淀んだこのグレーなシティ」で「愛は超える46億年」だし「それしかないよ実際問題」なんです。
正直私はこの歌詞の意味を理解しているのかもよく分からないのですが、ああ、これは私のことだ、と思いながら、まばゆい愛の時代を作ろうと今日も寝て起きて食べて笑おうと思います。
4位「デートの日は二度くらいシャワーして出かけたい」つばきファクトリー
不意に手を繋がれたいけど…無理
つばき二曲目です。
今年は本当につばきがすごかったですね。出す曲出す曲全部すごかった。何がすごいって、中高生ならではの超めんどくさいけどちょっとしたたかな恋愛観がすごい。私の中では「つばきちゃん」という人格がいつも片思いしたりデートしたりしているのですが、言いたいことはわかるけどはっきり言って共感できない。友達は、なれない。ごめん、つばきちゃん。
だって、「不意に手を繋がれたい」んですよ。自分から「繋ぎたい」んじゃない。この曲のつばきちゃんはシャワー二回も浴びたり学校の後に会うのは恥ずかしがったりコンビニの後の匂い気にしたり(そんな臭くねーよ)かなり気にしいの女の子。内気で、受け身で、でも自分は向こうから手を繋いでくるべき存在だと思っている。ただの内気じゃない。そういうのが透けて見えるんだよ!!!(怒)
だいたいI Need You夜空の観覧車でも向こうから告白するように誘導してるし、今夜だけ浮かれたかったではあれこれ計画してわざと浴衣を来てこないし、低温火傷ではおしゃれを妙にしてくるし…妙ってなんだよ妙って。張り切ってしてこいよ。
そんなつばきちゃんの人格を推測したりムカついたり怒ったり応援したくなったり、今年は振り回されてばかりでした。はっきり言って最高でした。Berryz工房ちゃん(割と積極的なカースト上位女子)や°C-uteちゃん(浮気相手でも構わないほどハマっちゃう系女子)やこぶしちゃん(恋愛に発展しない)とは全く違った個性のつばきちゃん、今後も注目していきたいです。
5位「ナルシス カマってちゃん協奏曲5番」モーニング娘。'18
私の本気のこの魔力で全身凍らせちゃう
まずタイトルが優勝じゃないですか。ナルシストで、かまってちゃんで、協奏曲(複数いるの!?)で、5番(少なくとも5パターンはあるの!?)ですよ。無理無理、逆立ちして地球10週したってこんなすげえタイトル思いつかない。つんくさん衰え知らず。
このフレーズの部分は2番もいいですが、最近ほぼダブルセンター状態のまーさくがCメロで歌うところが最高に良いですよね。あいつら、怖えもん。絶対凍らせる魔法知ってるもん。なんなら凍らせたあとに殴って粉々にするよ、まーちゃんなら。なんだよ青キジかよ(ワンピース)
コンサートで何度聞いても超かっこいいんです。曲が静かになってら〜ら〜ら〜と歌うまーちゃんのヤベェ視線で固まって動けなくなり、そのあとのさくらちゃんのエロい動きでまともな思考ができなくなる。凍っちゃいそうになる。背筋が震えてガクガクなる。でもそのあとの野中の「カモンッ」ではっと我に帰る。よかった〜凍らずにすんだ今日も野中ありがとう。
というかね、今の娘。は基本こういう奴らが集まっていると思うんですよね、怖い怖すぎる。ここ最近は、かのんちゃん、工藤、はーちんというナルシスかまって要素の少ないメンバーばかり卒業していき、どんどん濃くなるメンヘラ要素。
メンヘラ要素といえばつばきも多い方ですが、つばきは現実的な中高生なのに対し娘。はかなりファンタジーの世界を行っているところがいいですよね。4人くらい超能力使えるし、まあプリキュアみたいなもんでしょう。(なんかすいません)
ちなみに工藤は本人がナルシスかまってなのではなく人をナルシスかまってにさせる天才
<MV部門>
MV部門は特にテーマを絞らず、ただ好きなものを選びました。
1位「Loneliness Tokyo」道重さゆみ
これを選ばずして何を選べばいいというのか。
夢という夢が詰まりすぎてヤヴァイ!かっこいい服かわいい服個性的な服いろんなファッションのさゆがただ歩いているだけというパラダイス。全部好き。全部かわいい。髪型も全部違う。前髪までいろんなアレンジしてる。すごい。
ハロプロでもこんな素敵なMV作れるんだね。。。。
しかも公式のインスタで服のブランド全部教えてくれたんですよ。ありがとうさゆちゃん。DesigualとかUnited Tokyoとか、今までのさゆとはちょっと違ったタイプのお洋服も全部着こなしてて本当にすごい。United Tokyoは私も大好きなのでお店に見に行ったんですけど、自分じゃ着こなせる気がしなくてやめました。(きらきらのプリーツスカートです)でも他のスカート買っちゃった。高かったよさゆ。。。
さゆのMVは今年これしかないので、さゆオタの票が集まってひょっとしたら1位もありうるかもしれない。
鈴木愛理とかいう化け物。
正直、°C-ute解散後に歌の道を選んだ愛理に不安を感じていたんです。ソロ歌手で成功するって、他の道(モデルとか舞台女優とか)に比べてすごく狭くて難しくて、ただ上手くてルックスが良いだけじゃどうにもならないと思っていて(もちろん他の道もすごく大変だってことはわかった上で!)。だから今年の愛理フィーバーは本当に、本当に、本当にすごいんだぞお前ら!?わかっているのか!?
全ては本人の努力と才能と、生来の誠実さや人懐っこさが上手いこと重なり合って勢いに乗ったんだと思っています。もちろん事務所の猛烈プッシュなどなどもありますけれども。
アルバム曲全部好きなんですけど、このMVが特にと〜〜ってもかわいくて、ところどころ素のフガフガ愛理を出しつつ、まっすぐに伸びるキリッと美しい視線も見ることができて、でも全体通してとにかく楽しそう、赤い公園のみなさんもかっこいい!見ているだけで聞いているだけで幸せになれる!そんな楽曲&MVです。
余談ですが赤い公園にはハロプロ以外で私がだいっっっっすきな石野理子ちゃんという元アイルネの天才がボーカルで加入したので、これからも注目です。愛理がボーカル加入もちょっと夢見たけどな。
3位「今夜だけ浮かれたかった」つばきファクトリー
曲も選びましたがMVも!やっぱり良いところは突然こっちガン見してくるところでしょう。MV監督と私はおそらくつばきちゃんへの解釈が一致していると(勝手に)思っています。
しかしみんな本当にかわいく撮れていて何度見ても飽きません。さおりんがなかよしの主人公すぎるし、まおぴんはちゃおの主人公だし、あんみいはりぼんの主人公。ショートのききちゃんはマガジンのラブコメの主人公です。きしもんは時々鳥山明作画に見える。みんなかわいくて個性もあって良いです。
あと初期ベリキューを彷彿とさせるダッサイ衣装&セットのダンスショットシーンが非常によかった。これぞハロプロ!って感じで安心します。
<推しメン部門>
さゆにしようか迷いましたが、まさかの娘。曲がひとつだけという結果になったので野中に。外国から迷い込んできたドジっ子見習い魔法使いのちぇるしー、私を凍らせてください。